2012年12月15日土曜日

愛知県名古屋市『和モダン住宅』の内装工事

荒壁の乾燥に時間を要しましたから、約2ヶ月振りの現場訪問です。

2階奥にある収納室の荒用の壁土を上げるところでした。この壁土は私の居住地に
ある『ドロコンの共立様』から運んでいます。壁土屋さんのほとんどがヘドロを混入
させている中でも、上質の三河の赤土と地元、美濃焼の産地である土をブレンドして、
練りにもかなり時間をかけます。


2階の床下材に合板ではなく、岐阜東濃産の杉を一枚ずつ張っています。合板なら大
きな面積を一度で張れますが、2階は多少でも室内に有害化学物質が漂うことのない
ように、当サイトと工務店様には配慮していただいております。


狭いところでしたが、竹小舞に少し粗さが目につきましたから、直していただきまし
た。


職人さんが手際よく粗壁を塗っていきます。さすが、うまいものです。共立様で発酵
済の壁土は匂いはありません。むしろ清浄感があるくらいです。この微生物のお陰で、
土に粘りと強度、さらに空気の浄化作用が出ます。



土壁に加えて外回りには『強化ボードのモイス』が張ってありますから、壁強度と断熱性・保温
性はかなりのものです。一般住宅ではモイスは高いのであまり使いません。もっと安価な
ボード類を使いますが「安全・低化学物質」と宣伝していても、化学物質の悪臭を感じ
ます。当サイトと工務店の建築家様ではモイスの使用を推進しました。
http://www.moiss.jp/index.php






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