2013年2月26日火曜日

明治村のレトロ住宅の見学

この頃、若い世代のご夫婦が、このようなレトロ感覚の強い家を建てられるようです。落ち着くのでしょうか。

『西園寺公望』は明治39年(1906)には伊藤博文のあとを受け、政友会を率いて内閣を組織した。その政治姿勢は終始、平民主義を貫き、その後、我が国の元勲と呼ばれるにいたった。この『坐漁荘(ざぎょそう)』は『西園寺公望』が政治の第一線から退いた後、大正9年(1920)に駿河湾奥、清水港近くの興津の海岸に建てた別邸である。

旧東海道に沿って建てられた低い塀の奥に、玄関、台所、二階建座敷等の屋根が幾重にも重なる。木造桟瓦葺で軒先に軽い銅板を廻らした純和風建物であるが、小屋組には強い海風に耐えられるよう工夫がみられ、梁を斜めに渡し、鉄筋の水平筋違いを十字に張っている。

『坐漁荘』の名には“なにもせず、のんびり坐って魚をとって過ごす”という意味がこめられていたが、実際には事あるごとに政治家の訪問を受けざるを得なかった。

博物館:明治村
http://www.meijimura.com/visit/s27.asp




要人だけあって、竹格子の中に鉄が仕込まれている。


浴室は凝った造作がされている。

2013年2月18日月曜日

岐阜県可児市『板倉工法の家』の断熱工事


翌日、岐阜県可児市の工事現場に向かいました。
こちらは助成金の関係で3月に完成しなくてはいけませんから気になります。思ったよりも進んでいるようです。

内部の断熱材は『硬質ウレタン吹付け』です。当サイトではあまり使いませんが、ご予算と設計の関係で初めての使用です。



愛知県名古屋市『和モダン住宅』の内装工事


もう一つの国産材住宅の工事現場が20分ほどのところにあります。

途中、昔の丘陵地をそのまま残してある『牧野ヶ池緑地』という場所がありましたから、少し散歩してきました。冷たい風の中でしたが、あちこちの現場近くを散策することは楽しいことです。奥の方に『白美龍神社』という祠がありました。ゴルフ場の造成中に、大蛇が池を泳いでいるのを度々見た地域の人々が神社を建てて祭ったそうです。

こちらは土壁の和風です。寒いの中、大工さんがコツコツと作業をしていました。土壁はカチカチに固まっており、かなりの強度がありそうです。


『愛知県名古屋市:南欧風住宅』基礎工事完了


この日の名古屋はとても冷たい風が吹いていました。

道路から1m以上ある土地ですからアプローチの道も造られていました。既にコンクリート基礎は完了しており、ホールダウンボルト・アンカーボルトも、ほぼ中心に垂直にきれいに敷設(ふせつ)されて棟上げの日を待ちます。

コンクリート基礎は基本通りにできています。

ボルトは、ほほ中心に垂直に敷設されています。

2013年2月4日月曜日

岐阜県可児市『板倉工法の家』の大工工事


寒い日が続いていましたが、このところ気温が高く春めいてきました。でも、まだ2
月です。

こちらの板倉工法の現場は、工務店では初めての板倉建築です。岐阜県東濃産直住宅
で、今回はひのき組合の関連で120万円の助成金がありますが、3月いっぱいで完成
をさせなくてはなりません……当然、日曜も大工さんが入っています。

長期優良住宅仕様のため、当サイトとしては珍しく床と外壁には合板を使用しており
ます。

延べ床面積が40坪ほどあると、3人家族では広いと思います。階段の途中にはスキッ
プフロアが設置され、楽しい設計になっています。



階段はスキップフロアーになる