2013年12月6日金曜日

岐阜県恵那市蛭川産『錆御影石』の玄関

御影石とは花崗岩(かこうがん)のことです。もともと、兵庫県神戸市の御影地区で採れたのでその名がつきました。硬さ・加工性・低い吸水性・保温性・耐久性・色調など優れた点が多いので、古くから鳥居や石垣にも使われてきました。

『御影石』には『白御影石』『黒御影石』『赤御影石』『錆御影石』『桜御影石』などがあり、外国からの輸入も含め、産地により色や粒子に変化があります。岐阜県恵那市蛭川町(ひるかわちょう)には、この地の特産である錆び色が波模様に入る御影石があり『錆御影石』と呼ばれています。

以前はこの錆色が嫌われていましたが、最近では模様に変化や趣があることや、白御影石のような冷たい感じにはない、詫びた茶系の温かな色合いが好まれています。和風・和モダン・古民家・昭和レトロスタイルの住宅にはお薦めです。

写真は我が家の玄関です。ケヤキの無垢材で造った式台・上がり框・収納には、やはり無垢の天然石の方が調和がとれるように思います。石の張り方は『方形乱張り』といいます。ついでに雑木と山野草の庭の石組みも、自分で同じ石で組みました。贅沢ですが…。




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