2015年1月26日月曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ板倉の家』内部

大きなお宅だけに、住宅内部も圧倒される重量感と迫力です。棟木の下に平行して入る太鼓落としにした地棟は、松材で8m・8〜9寸(24〜27cm)が合計4本入っています。

材木は奈良県吉野産主体です。もちろん合板は不使用で、屋根の断熱材には『フォレストボード+ウール+アルミ反射板』のトリプル断熱になっています。

監督が時々、宿泊させていただいている横浜在住の宮大工さんの友人によると「まず、この辺では無い素晴らしい造り、板倉と貫工法。現場の大工さん達は同じ神奈川の方で、親方は削ろう会の人。もっと色々な話したいから、また来たい……」との楽しく嬉しい感想です。

▼まるで、砦かお城のような頑丈な木組みです。

▼圧倒されそうな木の量  

 ▼太鼓挽きした地棟は松材で合計4本入っています。

▼屋根の断熱材『フォレストボード』

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2015年1月17日土曜日

木で建てる昭和レトロ住宅の施工例

昭和レトロ住宅の特徴

昭和前半頃の時代までは、庶民にとっては貧しくもあり、不便な時代であったのですが、今から思えば、物事がゆっくりと流れ・近所の付き合いがあり・家族団らんが楽しくもあったのです。昭和レトロ住宅にはそんな時代の雰囲気が漂い、落ち着きがあります。小振りの家の茶の間には、丸いちゃぶ台・タイル張りの浴室・那智黒石の洗い出しの玄関・その時代の小物を適当に飾るのも楽しいものです。家の周りは板塀で囲み、庭には柿の木がシンボルツリーとしてあれば、かなりのマニアです。

昭和レトロ住宅ご契約の経緯など

愛知県東部の丘陵地に建てられたこちらの木造注文住宅は岐阜県産直建築会社で建てました。外観は平屋に見えますが、リビングの上が大きな吹き抜けの2階建てになっています。建築中にも近所の若い奥様達が「こんな木の家がほしかったけれど、高いでしょう?」と、興味深く見学していました。「非常に居心地が良いので、遊びに来た友人が夕食まで食べて、お風呂まで入って行く」と嬉しそうに話していらっしゃいました。今では奥様は古民具のコレクションを楽しんでいます。

http://www.sakka3.com/kokusan/zisseki/8/