2014年6月19日木曜日

建築家の設計したナチュラルモダン風住宅

2010年(平成22年)4月に完成した、建築家のナチュラルモダン風住宅

お客様からのお電話で「自分の考えはほぼ決まっていますが、どちらの建築会社なら希望通りに建ててくれるか捜しています…」とのご要望で、周辺の建築会社と設計事務所の計17社に対して【公開募集】をしたところ、3社が見積参加。そのうち愛知県にある設計事務所をお気に召してご契約することなりました。

ウッドデッキ以外はオール国産材で、合板不使用。収納も多く、キッチン・浴室・家具・建具は手作り。ご予算の関係上、節の多い杉材を使いましたが、凝った造作などの内容からみて破格の建築費でした。ウッドデッキとベランダの軒は家屋と一体化していますから、実際の床面積よりもはるかに大きく見えます。

http://www.sakka3.com/kokusan/zisseki/15/index.html







2014年5月24日土曜日

栃木県『伝統板倉構法の家』完成施工例

伝統工法は木の組み方に特徴があり、鼻栓・込み栓・ほぞ穴・くさびなどを駆使して組んでいきます。最近、竹を組んだ土壁の良さは健康に注意を払っているご家族には好まれる傾向にあります。こちらは特許取得の板倉材との組み合わせにより耐震強度が高くなっています。

『東日本大震災』以来、こちらの工務店様の契約率がアップしているのは、大地震を想定しているユーザー様が、見た目だけでも頑丈そうな造りに惹かれるのかも知れません。

▼施工例ページ
http://www.sakka3.com/kokusan/zisseki/32/index.html






2014年5月12日月曜日

自然素材と国産材で造る『南欧プロバンス風住宅』愛知県名古屋市

2012年3月末頃に名古屋市から『隠し事はいけないので正直に話しますが、別の愛知県の工務店 (本物の北米住宅を造る)さんにも少し計画相談にのってもらってます。 まだ土地を見せただけでプランニングにも着手していない状況です。3年アメリカに赴任していたのでわかるのですが、日本でほぼ唯一といってもいいくらいの本物の工務店様です。ただこちらとは軽く500万は差が出そうです。もし木と漆喰の欧風住宅で納得のいくものができそうであれば、こちらで進めさせていただきたいと思っています。…(中略)…

それでも初期検討を進めさせていただけるのでしたら、是非ともよろしくお願いしたく。無理だということであれば、あきらめます。よろしくお願い申し上げます』との見積依頼をお受けいたしましたので、南欧風プロバンスの設計が得意な女性建築家と組んでいる工務店様を紹介いたしました。長いことかかりましたが、この度の完成です。

▼『国産材で建てる南欧風プロバンスの家』完成施工例







2014年4月27日日曜日

山梨県下部温泉 『下部ホテル』の自然風庭園

七年ほど前になりますが、股関節の手術後の療養であちこちの温泉に行っていました。その中の一つに、昭和36年、石原裕次郎氏がスキーで骨折した後に温泉治療のために約1ヶ月半滞在したホテルが、山梨県身延山近くにありました。

こちらのサービスだけでなく、温泉施設内にある『雑木と山野草の庭園』が素晴らしいのです。まるで山の中の一部分を切り取ってきたかのように自然な造りなのです。かなり有名な造園家の設計のようで感心したものです。機会がございましたら『身延山久遠寺』見学も兼ねて出掛けられると良いでしょう。お薦めです。

http://www.shimobe.co.jp/








2014年4月22日火曜日

栃木県『伝統板倉構法の家』完成

24年1月初めに栃木県の方から以下の見積依頼を受けました。

「ほぼ100%国産材希望、合板も使いたくない。本格和風(可能なら伝統構法で) ・無垢材の手作り収納家具」とのことでしたが、当社、ご予算がとても足りませんでした。それでも地元周辺に公開募集をかけましたが、やはり手が挙がりませんでした。

それで100kmほど離れた工務店様にお願いしました。しかし、そこでも請けられないとのことで、建築費を300万円増額して再募集をかけました。その際に、三重県の工務店様が「関東にも進出したい」との要望がありましたので、そちらにも入札に参加していただきました。伝統木構造の全国組織に所属していましたから、建築予定地に近いところの専門大工に要請するとのことでした。メンテナンスは大丈夫のようです。

途中、大型台風や加工機械の故障などの問題を乗り越え、この度、着工から約一年の工事期間を終えて、完成しました。完成見学会には遠く水戸からも熱心なお客様が来訪されました。










2014年4月18日金曜日

古民家を自然素材でリノベーション

当サイトとお付き合いのある工務店様の施工例です。近頃「古民家に住みたい」若い世代が増えてきました。古い家を廃棄処分せずにリノベーションして使うことには感心しますが高額になります。こちらの古民家再生を希望されたのも若いお施主様です。

三重県鈴鹿市内の新築物件のお施主様のご友人で、弊社の新築物件を一目見て、お気に入りいただき特命にてお見積もり、ご契約に至りました。青森出身のご主人様で、実家が田舎造りのお住まいで、我が家もこだわりの古民家暮らしを強く希望されておられました。趣味の金魚を育てる為にも広い土地が必要で、築60年の日本家屋を不動産で買取り、古民家リノベーションを依頼されました。

相談・見学・施工例案内は無料ですが、細かすぎるご性格には古民家再生住宅は不向きです。新築を古民家風に造る方法もあります。

▼完成施工例
http://www.sakka3.com/kokusan/mie2/zisseki/4/index.html







2014年4月17日木曜日

福島県白河市、重要文化財『松風亭蘿月庵(しょうふうていらげつあん)』

栃木県の住宅が完成しましたので取材に行きました。その際、泊まったホテルのサービスで福島県白河市『南湖公園(なんここうえん)』の桜見学に連れて行ってくれました。

『南湖公園』は、福島県白河市にある日本最古の公園である。1924年(大正13年)12月9日、国の史跡および名勝に指定されている。白河藩主『松平定信』が造成したこの湖の地を身分の差を越え庶民が憩える「士民共楽」という思想を掲げ、レクリエーション地として開放した場所とし、それが今日まで現存しているためである。

南湖神社の一角にある茶室は、松風亭蘿月庵は寛政年間(1789~1801)松平定信の家臣、三輪権右衛門(待月)が茶人であった父 、長尾仙鼠(せんそ)のために建立したものである。もとは城下南西の九番町にあったのを、松平家が桑名移封の際に、中町常盤家が譲り受け、邸内に移した後、一時は西白河郡役所の所有に帰したが、大正12年郡制廃止により南湖神社に寄贈され、大正13年(1924)5月現在地に移築された。

現況は、東向きの妻入りで桁行(けたゆき)3間余(5.64m)梁間(はりま)1間半余(2.92m)の入母屋造り、茅葺きとなっている。二畳台目の使用などいわゆる道安好みを基調としている。

定信はこの茶室を好んでたびたび使ったらしく、享和2年(1802)8月のある日「水盥」(みずたらい)に「蘿月(蔦の葉の間に見える月)」の二字を書き、その裏面には「壬戌(じんじゅつ)秋八月 ここに来りてこれを書すことに蚯蚓(みみず)の如し 人の笑はんことを そこの月 たが笑ふともおけやおけ 定信」と書いたので、この茶室を「蘿月」庵と名付けられた。







2014年4月2日水曜日

栃木県『伝統板倉構法の家』ほぼ完成

「ほぼ100%国産材希望、合板も使いたくない。本格和風(可能なら伝統構法で) ・無垢材の手作り収納家具」とのことでしたが、当社、ご予算がとても足りませんでした。それでも地元周辺に公開募集をかけましたが、やはり手が挙がりませんでした。

それで100kmほど離れた工務店様にお願いしました。しかし、そこでも請けられないとのことで、建築費を300万円増額して再募集をかけました。その際に、三重県の工務店様が「関東にも進出したい」との要望がありましたので、そちらにも入札に参加していただきました。伝統板倉工法の全国組織に所属していましたから、建築予定地に近いところの専門大工に要請するとのことでした。メンテナンスは大丈夫のようです。

途中、大型台風や加工機械の故障などの問題を乗り越え、この度、着工から約一年の工事期間を終えて、ほぼ完成しました。4月中旬には完成見学会を行います。関心のある方はご案内いたします。



2014年3月22日土曜日

愛知県名古屋市 『南欧風住宅』左官工事

遅れに遅れております名古屋市の現場です。やっと室内の漆喰塗りが終わりました。スイスの漆喰だそうです。

南欧スタイルですが、一般的には輸入材や合板主体ですが、岐阜県東農産の木材主体です。内部にいても清浄感があるのは、白い壁だからだけではないようです。アールデザインやステンドグラスに、南欧スタイルらしさを出しています。