2014年10月22日水曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ板倉の家』ベタ基礎スラブ

ベタ基礎の床部分に当たるスラブ(平板な一枚岩・大きな岩の意)にコンクリートが打設されました。中庭のあるとても大きなお宅です。生コン車も通常の二倍ほど使われたとのこと。


ここに奈良吉野産と三重県産の木材で板倉を組むのですから、ものすごい量の木材が運ばれてきます。建前は一週間以上かかりそうです。その光景は圧巻です。



2014年10月17日金曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ板倉の家』配筋検査

基礎配筋工事が済み『保証会社:JIO(日本住宅保証検査機構)』による配筋検査が行われました。いつも検査員は一人なのですが、今回は二人です。大きな建物だからでしょうか。

鉄筋の太さ・配筋の幅・補強筋・ホールダウンボルト・アンカーボルト・スペーサー(ピンコロ・サイコロ)・スラブのかぶり厚などが、基礎伏図通りに施工されているかの検査です。地盤に続き、基礎工事は建物を支える重要な工事になります。


2014年10月15日水曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ風住宅』配筋工事

土工事で地盤の強度を確保したのちに、重要な『配筋工事』に入ります。これを規定にしたがって正確に図面通り組んでいきます。これがいい加減だと、どんなに建物が頑丈でも基礎コンクリートが割れたり、家が傾いたり歪んだりします。それほど重要ですから保証会社により配筋検査のチェックがされるのです。

とは言え、やたらと鉄筋が多いのが良いとも言えません、適切な設計がなされ、忠実な基礎工事を行い、さらにミスがないか工程ごとにチェックを入れることで安心して工事を進めることが出来るのです。


こちらを請け負った工務店様は遠く、三重県からきます。伝統木構造の会に所属していますから、大工さんなどの工事関係者は現場周辺からきます。今回は大型台風がきましたので注意は怠りません。監督の話によりますと「みなさん、やる気満々で協力的です」とのこと。高い完成精度が期待できます。



2014年10月14日火曜日

人気が出てきた雑木の庭

かつて和風住宅スタイルが主であった頃の庭木と言えば、縁起を担いで『松・竹・梅』が基本でした。その後、住宅に洋風スタイルが入ってきても、相変わらず、枝が門を覆うように『松』が植えられていました。

それから長い時間を経て、やっとそれぞれの住宅スタイルに調和した庭が、建築家や先進的な造園師などによりデザインされるようになったのです。それに伴い、庭木専門店が『背の低い針葉樹(ドワーフコニファー)』や『色とりどりの雑木』を扱うようになりました。しかしながら特殊な雑木や灌木となると、山採りに頼るところが多く、関東以西では平地馴れしていない植物を定着させるのは難しいのが実情でしたが、最近はかなりの種類が栽培されるようになってきました。

和風住宅が人気を取り戻す中で「庭に季節感のある樹木を植えたい」と願う人もいらっしゃいます。参考になるかどうか分かりませんが、我が家の雑木と山野草のロックガーデン(自作)の一部をご覧ください、四季折々の、芽吹・花・新緑・結実・紅葉・冬の幹を愛でるのは、とても楽しいことです♬

4月の芽吹時
ロックガーデンは境界線に沿って細長く奥へ
 奥から見たところ
秋の紅葉
 
 玄関横は紅葉の鮮やかな『ヤマコウバシ』
今、人気、これから剪定で形を整えていきます
 1月から裏庭では『スノードロップ』が咲き出します
 梅雨時に爽やかな『オオカメノキ』
 赤い実と紅葉が真っ赤になる灌木『ウスノキ』
雄木がないと実がつかない『フウリンウメモドキ』

2014年10月10日金曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ風住宅』土工事

図面に従って割り出したラインに沿い、溝を掘り、砕石を埋めて、表土をランマー突固め、さらに細かい砂利を敷いてランマーで突固め、防水シートで覆います。捨てコンクリートを打ち、これで土工事は完了。

この後に、配筋・基礎コンクリート工事に入っていきます。


こちらのお宅は、紅葉がきれいな雑木の坪庭を中央に設置しますので中央が空けてあります。



2014年10月5日日曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ風住宅』着工

いよいよ、工事が始まりました。

工事を着手するに際し、建物の正確な位置を出す『水盛り・遣り方(みずもり・やりかた)』作業があります。


設定GL(基準となる地面の高さ)・水平・垂直・中心線などを正確に出します。土木では『丁張り(ちょうはり)』とも言います。