2015年5月22日金曜日

山梨県北杜市『現代風デザイナーズハウス』配筋検査

何と爽やかなロケーションなのでしょう♬

翌日の基礎コンクリート打設前に、建築家様による配筋検査が行ったとの報告をいただきました。

適切に監理されており、安心しました。初めての建築家様や施工業者様の場合は遠隔地であっても、技量や仕事に対する心遣いなどを見るために、私も棟上げには出掛けていきます。

どちらの業者様の場合も、最初からスムーズに進むことは少なく、完成までには様々に乗り越えなくてはいけない場面が生じることはあります。そこが規格型の工業化住宅と違うところかも知れません。

その分、完成した住まいの居心地の良さは工業化住宅とは大きな違いがあります。



神奈川県大和市『モダンレトロ板倉の家』庇工事

中庭の庇をブロンズカラーのステンレス板で葺きました。

棟上げ前に植えたイロハカエデとヤマモミジが青々と芽吹をして爽やかな季節となりましたが、こちらの建築はまだまだ続きます。





2015年5月8日金曜日

山梨県北杜市『現代風デザイナーズハウス』基礎工事

土工事に続き、基礎の外側の型枠設置が始まりました。それに伴い、給排水の先行配管もされています。

この後、ベタ基礎の鉄筋を組み始めます。しかし、広いところです。





2015年4月27日月曜日

和田宿と皇女和宮様(ネットから抜粋)

■和田宿(わだしゅく)とは、中山道六十九次のうち江戸から数えて二十八番目の宿場。  諏訪湖と軽井沢を結ぶ難所、和田峠の入口にあたり、標高820メートル余りの高地にある静かな山里である。次の下諏訪宿まで五十八(約23km)と距離があったため、荷駄を運ぶための伝馬役が最盛期には70軒ほどあった。現在も旧本陣や古い家屋が現存し、修理保全されている。

文久元年11月6日、皇女・和宮は和田宿に宿泊  文久元年 (1861年)3月、大火で大半を焼失したが、既に皇女・和宮様の宿泊が決まっていたため、慌ただしく昼夜兼行で再建復旧につとめ無事迎えることができた。
ちなみに皇女・和宮様一行は、ここ和田宿を4日間で延べ8万人が通ったという。    ■出桁造りで格子戸 和田宿の旅籠は、出桁造り(だしげたづくり)で格子戸のついた宿場建物の代表的な遺構であり、江戸末期の建築様式をよく伝えている。


▼和田宿公式サイトhttp://www.wadajuku.com/

遠くに見えるのは浅間連峰です
本陣、和宮様の宿泊された建物は右(道路の位置)
にありましたが、お寺さんが買い求め移築された
当時の建築様式、 出桁造りと格子戸
 二階は広くなっています
殿様専用の浴室、風呂桶は運んでいたそうです

2015年4月26日日曜日

山梨県北杜市『現代風デザイナーズハウス』基礎工事開始

季節外れの長雨もやっと終わり、北杜市も桜から新緑へと移り変わってきました。

爽やかな中、基礎工事に入りました。農業には良さ気な肥沃な土壌です。これから棟上げに向けて急ピッチで進んで行くことでしょう。こちらは東京と山梨県を行き来する若手建築家様とご契約になりました。

お施主様は大都会である新宿の喧騒に見切りをつけて、ロケーションと空気環境の良いこの地に居を移すことになります。




2015年4月7日火曜日

山梨県北杜市『現代風デザイナーズハウス』地鎮祭

昨年の暮に東京都新宿区の方から、詳細な見積申込をいただきました。

既に具体的な間取りや外観の他に、細かいご要望は練り上げられており、それらを具現化できる業者さんを希望しておられました。

早速、周辺の複数業者様に『無料見積参加の打診』をしましたところ、建築家様3社・工務店様1社の手が挙がり、ご要望に概ね応じてくれそうな建築家様に決定しました。

そして、この度の地鎮祭となりました。今回はご予算・工期共厳しいので工務店一括請負ではなく、建築家様による『分離発注』で進めていきます。建築費は相場より10%前後は抑えることが出来そうです。

建築場所は、奥秩父・八ヶ岳・南アルプス・富士山に囲まれた、とても環境の良い地域です。


▼施工例ページ
http://www.sakka3.com/kokusan/zisseki/








2015年4月5日日曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ板倉の家』内部工事

各地から桜の便りが聞かれる中、こちらの内部工事が進んでおります。何しろ大きなお宅ですから時間もかかります。

松材の梁丸太で組んでありますから、見上げるとかなりの見応えがあり、圧倒される感があります。

板倉構法がベースになっておりますが、竹小舞土壁もあり、都会では珍しい本格的な国産材(主に奈良吉野産)のお住まいなのです。先日の内覧会には、とても多くの来訪者があり驚いております。





2015年3月30日月曜日

京都府相楽郡『昭和レトロ風、伝統構法石端建ての家』解体工事

寒さも遠退き春めいた良い季節の中、解体工事に入りましたが、道路事情が悪く重機が入りませんので手作業をまじえての解体となりました。

新築時の棟札が出てきました。『昭和5年3月建築』築86年の経過です。


建物の解体に伴い、竹小舞の壁土を落として、水で練り返して再利用します。土壁、練り返し中、伝統技術は意外と泥臭い。


『昭和5年3月建築』築86年の経過です

 竹小舞の壁土を落として
 水で練り返して再利用します



京都府相楽郡『昭和レトロ風、伝統構法石端建ての家』着工

2015年の正月明け頃に、京都府相楽郡から「家が古くて雨漏りがひどく、地元大工に訊いてもどこから漏れるのかも分からないとのこと。これを機会に建て替えをしようかと考えております。

茶畑のきれいな寒冷な山間地なので暖かく住めるように、外観は風景に溶け込むようなものにしたい。現在の家の材木で使えるののがあれば使用したい。

林業にたずさわっている息子に訊いたら、こちらが良いと教えてくれました」早速、周辺業者様に公開募集をかけましたところ、工務店様5社・建築家様2社の計7社の無料見積参加がございました。


順次、お施主様と直接面談をしていただき、どちらも優れた内容で、悩みに悩んだ結果、土壁伝統木組みをする三重県の工務店様に決定しました。



2015年3月23日月曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ板倉の家』構造・内覧会のお知らせ

神奈川県大和市『モダンレトロ板倉の家』構造・内覧会のお知らせ

昨年の10月から始まった伝統板倉構法の大型住宅工事を請け負いましたのは、三重県の工務店様です。関東の遠隔地でも地元業者様より、総合的にお施主様のご要望に適うということでご契約になりました。

この度、お施主様のご厚意により、下記の2日間『構造・内覧会』を開催することになりました。

日時:3月28日(土)・29日(日) 朝10時〜17時頃まで。
■場所:神奈川県大和市(詳細は見学希望者様のみにお知らせいたします)
■対象:国産材住宅に関心のある一般の方・同業者様。
お願い:室内の写真撮影は厳禁です。

なお、見学希望される方は、
■一般の方、お名前・大まかな住所(県・町)
■同業者様は、会社名・大まかな住所(県・町)
■連絡先:Facebookのメッセージ(Facebookで友達申請している方のみ)、もしくは yuutop@me.com まで。




2015年2月25日水曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ板倉の家』内部構造

こちらの太い構造材は奈良県吉野産主体で組まれています。


板倉工法に使用される落とし板は『高耐震ささら板壁構法は、厚い板を柱の溝に落としこんでいく板倉壁工法を、さらに一歩、進化させた新しい構法です。凹凸をつけたささら板をもちいることで継ぎ目をかたく連結させ、激しい揺れにもしっかり耐える、すぐれた耐震性を実現しました』と紹介されていました。

▼壁面には、ささら板が使われています。
 ▼中央には無節の8寸ケヤキの通し柱。
 ▼日本の伝統構法、竹小舞。
 ▼小舞が掻き終わると土壁作業に入ります。

2015年2月10日火曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ板倉の家』竹小舞掻き

いよいよ土壁の下地となる竹小舞が組まれ始めました。小舞では組むのではなく、なぜか ”掻く” と言います。頑丈とはいえ、全部を板倉では圧迫感がありますから、ところどころを漆喰などの壁にするために小舞を掻きます。調湿性・通気性・デザイン性も兼ねています。

この工法は、金属でカチカチに固めるよりも粘り強さがあり見直されつつありますが、職人不足の業界で、特に関東では割高になります。

瓦も葺き終わりそうです。これからは内装工事に入っていきます。

▼もう外からは見えません。
 ▼瓦葺きもほぼ完了。
 ▼日本の伝統構法、竹小舞。
 ▼小舞が掻き終わると土壁作業に入ります。

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2015年2月5日木曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ板倉の家』屋根工事

関東の冷たい風が吹き抜ける中、やっと瓦作業に入りました。二階建てなのですが、かなりの高度感と重量感がありますから、屋根からの見晴らしも大したものです。

8寸(24cm)のケヤキ通し柱には、伝統構法で言う長ホゾと鼻栓でガッシリと組まれています。大きなお宅ですから中庭を設けてあり、ヤマモミジとイロハカエデが植えられて、内部にも柔らかな光が射しこみます。


周辺にはこのような個人住宅はあまり見かけませんので、通る人達が足を停めて、興味深く見ております。



▼堂々とした存在感があります。
▼周りのお宅を見下ろす高さです。
 ▼瓦作業が急ピッチで進みます。
 ▼8寸(24cm)のケヤキ通し柱に長ホゾと鼻栓がアクセントに。
 ▼先にモミジが植えられた中庭に射す光がまぶしい。

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2015年1月26日月曜日

神奈川県大和市『モダンレトロ板倉の家』内部

大きなお宅だけに、住宅内部も圧倒される重量感と迫力です。棟木の下に平行して入る太鼓落としにした地棟は、松材で8m・8〜9寸(24〜27cm)が合計4本入っています。

材木は奈良県吉野産主体です。もちろん合板は不使用で、屋根の断熱材には『フォレストボード+ウール+アルミ反射板』のトリプル断熱になっています。

監督が時々、宿泊させていただいている横浜在住の宮大工さんの友人によると「まず、この辺では無い素晴らしい造り、板倉と貫工法。現場の大工さん達は同じ神奈川の方で、親方は削ろう会の人。もっと色々な話したいから、また来たい……」との楽しく嬉しい感想です。

▼まるで、砦かお城のような頑丈な木組みです。

▼圧倒されそうな木の量  

 ▼太鼓挽きした地棟は松材で合計4本入っています。

▼屋根の断熱材『フォレストボード』

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2015年1月17日土曜日

木で建てる昭和レトロ住宅の施工例

昭和レトロ住宅の特徴

昭和前半頃の時代までは、庶民にとっては貧しくもあり、不便な時代であったのですが、今から思えば、物事がゆっくりと流れ・近所の付き合いがあり・家族団らんが楽しくもあったのです。昭和レトロ住宅にはそんな時代の雰囲気が漂い、落ち着きがあります。小振りの家の茶の間には、丸いちゃぶ台・タイル張りの浴室・那智黒石の洗い出しの玄関・その時代の小物を適当に飾るのも楽しいものです。家の周りは板塀で囲み、庭には柿の木がシンボルツリーとしてあれば、かなりのマニアです。

昭和レトロ住宅ご契約の経緯など

愛知県東部の丘陵地に建てられたこちらの木造注文住宅は岐阜県産直建築会社で建てました。外観は平屋に見えますが、リビングの上が大きな吹き抜けの2階建てになっています。建築中にも近所の若い奥様達が「こんな木の家がほしかったけれど、高いでしょう?」と、興味深く見学していました。「非常に居心地が良いので、遊びに来た友人が夕食まで食べて、お風呂まで入って行く」と嬉しそうに話していらっしゃいました。今では奥様は古民具のコレクションを楽しんでいます。

http://www.sakka3.com/kokusan/zisseki/8/